既存ストックを活かし、植栽と家具で空間を更新

築13年の集合住宅「Ritramont」において、共用ラウンジのリニューアルを行いました。
子育て世帯の入居が増加していることを背景に、既存ストックを最大限に活用しながら、現在のユーザー層に合わせたバリューアップを目的としています。

リニューアル前に現地へ足を運ぶと、待ち合わせをする人、お弁当を食べる子ども、子どもを見守りながらくつろぐ親御さんなど、さまざまな過ごし方が見られました。その風景をヒントに、用途を限定しない、ゆるやかで自由度の高いラウンジへと整えています。

外部と内部のつながりを意識し、植栽を効果的に配置することで、空間にやわらかな広がりと居心地の良さをもたらしました。
限られたコストの中で最大限の効果を発揮するため、床・壁・天井といった躯体部分には手を加えず、特注のベンチを新たに設えることで空間の質を高めるアプローチを採用しています。
既存のカラースキムを丁寧にリサーチしたうえで、ベンチやテーブルには木調パネルと色相を合わせたアクセントカラーを配し、全体の調和を保ちながら印象を刷新しました。

COTONAについて
COTONA Inc.は、建築・インテリア・ランドスケープを一体的に監修し、全国で分譲マンションやブランド監修を多数手がけるクリエイティブカンパニーです。
日本の風土や文化に根差した色彩・素材使いにより、上質な体験を生み出しています。


Ritramont
2013年竣工 RC造 地上8階 51戸
【事業主】
株式会社丸仁ホールディングス
【施工】
WRIGHT Inc.、株式会社日比谷花壇
【業務内容】
共用部デザイン・FFE
※株式会社南條設計室と協働
【担当】
クリエイティブディレクション:片岡照博
デザイン:片岡 照博、平戸 淳正

通算2度目となる最優秀賞を受賞

当社が色彩計画を担当した国分寺市新庁舎が、環境色彩コンペティション「グッド・ペインティング・カラー」(主催:日本塗料工業会・日本塗料商業組合)にて最優秀賞を受賞しました。
当社としては2度目の最優秀賞、5年ぶりとなる受賞です。

国分寺市庁舎の建替において、色彩計画を通して周辺環境との調和を図り、シビックプライドの醸成を目指しました。
主なポイントは以下のとおりです。

【 地域の風景と文化に寄り添うカラースキム 】
カラーコンセプトは「武蔵野台地が生み出す木漏れ日グリーン」。
武蔵野台地に根を張り大きく育った木々をモチーフに、暖色系のグラデーションと緑陰をイメージした落ち着きの感じられる低彩度の配色を行いました。
建築のファサードデザインに合わせ、国指定史跡である東山道武蔵路側「カルチャーフロント」と、都立武蔵国分寺公園 側「パークフロント」で、ふたつの表情を美しく切り替えることで、公共建築としての佇まいを整えました。

【 小中学生とともにみんなでつくる庁舎 】
本プロジェクトでは、地域の将来を担う小中学生と一緒に参加型ワークショップを行い、色を学び、まちを歩き、色彩に触れながら、庁舎にふさわしい色とは何かを探求しました。
好きな色を選ぶのではなく、景観を支える色とにぎわいをつくる色という専門的な視点を共有し、子どもたちのアイデアと専門家の知見を重ねながら、計画を磨き上げました。

【 地域の文化を彩る会議室 】
約三百年前から循環型農業が培われてきた国分寺では、野菜・果物・花・植木など、名水百選の水と大地が育む地場産農畜産物を「こくベジ」と呼んでいます。
庁舎内の会議室12部屋のカラースキムを検討するにあたり、それぞれ1月から12月の季節の野菜の彩りをグラフィックデザインと共に展開しました。

今回の受賞を受け、展示やセミナーなど、色彩計画の背景をより深く伝える機会を準備しています。

お問い合わせ
株式会社コトナ
担当:井上
hinako@cotona.net

COTONAについて
COTONA Inc.は、建築・インテリア・ランドスケープを一体的に監修し、全国で分譲マンションやブランド監修を多数手がけるクリエイティブカンパニーです。
日本の風土や文化に根差した色彩・素材使いにより、上質な体験を生み出しています。


国分寺市新庁舎 2024年
【事業主】
国分寺市
【設計・施工】
竹中・石本・セット設計特定建設共同企業体
【業務内容】
外装色彩計画・共創ワークショップ企画運営・グラフィックデザイン
【担当】
クリエイティブディレクション:片岡 照博
デザイン:片岡 照博、平戸 淳正、井上 日菜子
色彩計画:片岡 照博、平戸 淳正
ワークショップファシリテーション:片岡照博
【写真】
川澄・小林研二写真事務所

地域の歴史と文化を織りなす集合住宅

弊社が有限会社クリマと共にデザイン監修を担当した集合住宅「コンフォリア東上野」が竣工しました。

計画地周辺は、かつて徳川幕府により多くの寺院が集められたことで、仏壇・仏具などの職人が多く集まるようになり、現在でも神仏具の専門店が多く軒を連ねています。
素材・色彩の選定においては、仏具の配色をモチーフに特注ブロンズ色のカラーステンレスを採用したほか、職人の手仕事による錫箔の唐紙を適所に用いるなど、歴史と文化を感じさせるしつらいを行なっています。


2024年 台東区
【事業主】
東急不動産株式会社
【設計】
株式会社デザインネットワークス
【施工】
日本国土開発株式会社
【業務内容】
デザイン監修(共用部デザイン・特殊ペインティング・FFE)
※有限会社クリマ(ファサード・共用部デザイン)、株式会社ようび(家具)、WRIGHT Inc.(家具)と協働
【担当】
クリエイティブディレクション:片岡 照博
デザイン:片岡 照博、平戸 淳正

市民とともに紡いだ、地域の色があふれる外装色彩計画

弊社が外装色彩計画を担当した「国分寺市新庁舎」が竣工しました。

庁舎全体を「国分寺崖線」に見立て、それぞれの場所に国分寺らしい特徴を持たせることで、市民から愛される庁舎を目指しました。
カラースキムを検討する過程では、地域の自然・歴史・文化から色彩を抽出する他、地域の将来を担う小中学生とのワークショップを開催し、共にこの地にふさわしい立ち姿を模索しました。

最終的に導かれたコンセプト「木漏れ日グリーン」は、武蔵野台地の木々をモチーフに、明るい茶系と緑陰をイメージした落ち着きのあるグリーンの配色となりました。国指定史跡である東山道武蔵路側(カルチャーフロント)と都立武蔵国分寺公園側(パークフロント)で表情を切り替えることで、それぞれの景観にあわせて豊かな表情が感じられるよう配慮しています。

庁舎内のインテリアには国分寺の風景や特色を感じさせる「色彩のしかけ」を施し、訪れる人々に楽しさと親しみを感じてもらえる空間づくりをしています。

新庁舎での業務開始は2025年1月を予定。市民に開かれた空間として、新しいコミュニケーションと地域の発展を支える場となることを願っています。

国分寺市新庁舎についての詳細は、以下のリンクをご参照ください。

■国分寺市公式YouTube
https://youtu.be/hZq-n9J_DSg?si=rbrk1unYGIh5ks5m


2024年
【事業主】
国分寺市
【設計・施工】
竹中・石本・セット設計特定建設共同企業体
【業務内容】
外装色彩計画・共創ワークショップ企画運営・グラフィックデザイン
【担当】
クリエイティブディレクション:片岡 照博
デザイン:片岡 照博、平戸 淳正、井上 日菜子
色彩計画:片岡 照博、平戸 淳正
ワークショップファシリテーション:片岡照博

くらしに馴染むカラーの水筒

サーモス社の新商品、真空断熱ケータイマグのカラーデザインを手がけました。

くらしに溶け込むボトルのカラーを模索する上で参照したのは、古今東西で使われてきた水を包み込む「器」です。
硬質な灰色の石、柔らかいオフホワイトの貝殻、落ち着いた深い緑の葉、手に馴染む褐色の陶器をモチーフに、4つのオリジナルカラー「ストーングレー」「シェルベージュ」「リーフグリーン」「テラコッタ」をデザインしました。

マットで落ち着いた質感のフタと本体は2色展開することで、 シンプルな中にも自然物が持つ多様性を表現しました。

サーモス社のプレスリリースページはこちら➡︎

里山カラーで環境と調和する

弊社がファサードデザインと色彩設計を担当した、「グレーシア横浜十日市場」が竣工しました。

駅近にありながらも里山が徒歩圏にあるマンションであることから、都市的な洗練と自然との調和を実現したいと考えました。
近隣の里山(新治の森)で自然の草花や土から抽出した色で オリジナルのカラーレシピを開発し、ファサードに展開しています。
駅から歩みを進めるごとに、色彩が感じられるよう「遠景・中景・近景」それぞれにおいて注意深く色彩設計を行いました。


2021年 横浜市
【事業主】
相鉄不動産株式会社、伊藤忠都市開発株式会社
【設計】
株式会社東急設計コンサルタント
【施工】
株式会社フジタ
【業務内容】
ファサードデザイン・外装色彩計画
※株式会社東急設計コンサルタントと協働
【担当】
デザインディレクション:片岡 照博
デザイン:片岡照博、平戸 淳正
CGシミュレーション:平戸 淳正

カラーコンセプトは「木漏れ日グリーン」

建設通信新聞に弊社で色彩計画を担当している国分寺新庁舎の追加記事が出ました。
東京都国分寺市による新庁舎建設実施設計が完了し、外装のカラーコンセプトは「木漏れ日グリーン」に決定しました。
詳しくは建設通信新聞の記事をご覧ください。

建設通信新聞の掲載ページはこちら➡︎

復興建築 道の駅 硯上の里おがつ

弊社が色彩計画を担当した「硯上の里おがつ」がグッドデザイン賞を受賞しました。
雄勝スタジオの皆さんと一緒に関わってきた、石巻市雄勝町の復興計画。 中心部に建つ道の駅設計は東畑建築事務所様です。 周囲の家並みと調和を図った分棟形式の建物に対して、各集落に建つ復興住宅と同様に地域から採取した色彩を展開しています。
震災前、屋根や壁など街並みの至る所で使われていた石の記憶を継承するため、メインのボリュームは雄勝石を纏っています。

GOOD DESIGN AWARDの受賞ページはこちら➡︎

地域の方々と創るアートペイントワークショップ

千葉の市原市五井で進めていた再開発計画の一環で、アートペイントワークショップを開催しました。
弊社では再開発に伴い新たに建てられた、病院・クリニック・住宅・商業の4棟の外装色彩計画を担当しています。 近隣に住まわれている方々と共に市原市にゆかりのある図案をカラフルに彩りました。

LOCAL INFORMATION “がっつり道南”

函館空港到着ロビーの向かいにLOCAL INFORMATION”がっつり道南”がオープンしました。
片岡がクリエイティブディレクションを担当し、企画開発・グラフィック・インテリアデザインを手がけました。ローカルへ誘う様々な仕掛けを様々な人々関わりながら準備してきました。